入管情報2025.01.18
連載【入国管理(上陸審査)の基礎知識】第3回:トラブル時の対処法と審査官の質問への対応
入管情報2025.01.18
第3回:トラブル時の対処法と審査官の質問への対応
入管審査でのよくあるトラブルとは?
入管審査では、書類の不備や回答内容の不一致などが原因で、スムーズに通過できない場合があります。以下によくあるトラブル例を挙げます:
- 書類の不備: 必要書類(パスポート、ビザ、入国カードなど)が揃っていない、または情報が不足している。
- 回答内容の矛盾: 滞在目的や滞在先についての回答が、申請書やビザの内容と一致しない。
- 言語の問題: 審査官の質問を理解できない、または回答が不十分。
- 追加の書類提出要求: 滞在目的や資金状況を証明するための補足書類が求められる。
トラブルが発生した場合の対処法
1. 冷静に対応する
トラブルが発生しても焦らず、冷静に状況を把握してください。審査官の指示に従い、質問に正確に答えることが大切です。
2. 言語サポートを依頼する
審査官の言葉が理解できない場合は、通訳サービスの利用を申し出ることができます。多くの空港では、英語やその他の主要言語に対応しています。
3. 補足書類を準備する
必要に応じて、滞在先の予約確認書、帰国チケット、財政状況を示す書類などを提示してください。これらはあらかじめ用意しておくと安心です。
審査官の質問への対応方法
審査官からの質問に正確かつ簡潔に答えることが、入管審査をスムーズに通過する鍵となります。以下のポイントを意識してください:
- 滞在目的を明確に伝える: 例:「観光で○日間滞在予定です」「○○会社での会議に参加します」など、具体的かつ簡潔に答えましょう。
- 質問を正しく理解する: わからない場合は、聞き直しても問題ありません。適当な回答をするよりも、確実な理解を優先してください。
- 必要以上の情報を話さない: 質問に対してだけ答え、余計な情報を話さないようにしましょう。回答が複雑になると誤解を招く場合があります。
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