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入管情報2024.08.05

シリーズ日系4世 第1回「日系四世の更なる受入れ制度」の創設背景と目的

入管情報2024.08.05

「日系四世の更なる受入れ制度」創設の背景

日本では、海外に移住した日本人の子孫である日系人の方々の入国について、これまでは原則として「日系三世」までが対象でした。しかし、日系四世の方々にも日本を訪れる機会を増やすよう、日系社会からの要望が多く寄せられていました。日系四世の方の中には、自らの祖先が日本から移住したことに対する誇りを持ち、日本文化や日本語を学びたいという強い願いがある方も多いです。

このような背景から、日本政府は、日系四世が日本を訪れ、より深く日本文化を学ぶ機会を提供するために「日系四世の更なる受入れ制度」を創設しました。この制度により、日系四世の方々が日本と日系社会との架け橋となることが期待されています。

 

本制度の目的と概要

この制度の目的は、日系四世の方々が日本での経験を通じて日本文化や言語を習得し、日本と海外の日系社会をつなぐ役割を果たす人材を育成することです。本制度では、日系四世の方が最長5年間日本に滞在し、日本文化を学びながら一定の条件下で就労も可能です。

特に注目すべきは、この制度が国籍を問わず、年間4,000人までの日系四世が日本に入国できるという点です。さらに、日本での滞在中に要件を満たした場合、定住者資格への変更も可能となります。

次回の記事では、具体的な入国手続きやサポート体制について詳しく解説します。